Prologue02

デザイン事務所に入ったのだが、そこはホントに収容所みたいな所だった

時代的にはまだまだアナログでの作業で、いわゆる「版下」と呼ばれるもので

「印画紙」と呼ばれるものと「アタリ(写真のコピー)」を切ったり張ったりしながら

デザインしていて、気が遠くなる作業を延々してた。

これはホントに辛っかなぁ、今思うと、あんなことよくやってたなと思う。

しかし、半年ほど立って、「MAC」というモノが現れ、時代は一気にデジタルに移行した。

理系の端くれの自分には、水を得た魚まではいかないが、抵抗無く移行できたと思う。

全くマニュアルもなく、教えてくれる先輩もなく、悪戦苦闘しながら覚えたことは

逆に良かったのかも知れない。そこで「突破力」を身につけたと思う。

でも、辛かったなぁ〜。で、あまりにも劣悪な環境は変わらなかったので転職をすることに

まだまだ、業界的には未知数だったので同業に転職。

その当時は、まだまだハードやソフトが脆弱で仕事が捗らず、徹夜や休日返上は当たり前。

私生活はめちゃくちゃで、やっぱり、この業界はダメだなと思い初めていた。

とは言え、割と実績を残してたのでヘッドハンティングに合い、数回転職を繰り返しことに

最後に就職した会社では軽くモメ、退職することに。。

年齢も31才になり転職を最後と思っていたので、クライアントにも自分が辞めるので

他の制作会社を選定しておいてください。と伝えていた。

(当時、自分以外は信用できる同僚がいなかったので)

しかし、クライアントから他社に移っても出すよ。と言われとので

その仕事を持って、就活することに。

もちろん、そこで業界を抜けることを考えていたが、

消去法で自分が今、一番稼げることを考えたら、やはり同業しかなかった。

やはり、お土産付きで就活すると、すぐに決まったのだが

この業界の会社に属することがトラウマになっていたので

クライアントに辞める意向を伝えたら、

「独立したら?」と言われ、初めて起業を意識した。

しかし、まだまだ不景気で起業なんてとんでもない。と思っていたが

こんな機会もないと思い、3年位を目処に始めることに。

いろいろ、転職して部門の立ち上げをしていたので意外とすんなり起業することになり

当時の彼女(現嫁)に手伝ってもらいながら始めることに

当時は単価も良かったので、軌道にのるのも早かったような気がする。

で、なんやかんやで3年目に差し掛かろうとした時に

仕事でミスが続いたり、クライアントの体制が変わったり、単価が下がったりと

重なるときは重なる物で、急激に状況が厳しくなり

ここで、本気でジョブチェンジを考えるこになった。

つづく。

(ホントに写真ないので、なぜかラムちゃんで)

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